夜明けまで愛し合った
ぬくもりを 抱きしめて
くちぶえを ふきながら
帰るひとの うしろ姿ながめ
訳もなく 笑いだし
いつのまに 泣きぬれた
つかのまの なぐさめは
後につらい 想い残しただけ
あなたは気まぐれな通り雨
わたしはゆれてただようかげろう
死ぬほど思いつづけていても
ただ通りすぎてゆく
指先にくちづけを
みみもとに ためいきを
たわむれと 知りながら
心までも うばいとられていた
あなたは気まぐれな通り雨
わたしはゆれてただようかげろう
死ぬほど思いつづけていても
ただ通りすぎてゆく