あっという間にもう
外の世界は朝になっていた
あっという間にもう
扇風機の季節は終わっていた
あっという間にもう
近所の少女は大人になって
はっとしている隙に
自分自身がわからなくなった
あっという間に想像の世界では
僕はスターになってるよ
あっという間に妄想の世界では
君に触れているはずなのに
はっとしている隙に
手の感覚がなくなってしまうよ
あっという間にクローン
だんだんだんだんおかしくなっていく
タッチした感覚、クローン
あっという間に轟音のステージで
ギャンギャン騒いでいるのさ
あっという間に6畳一間の部屋で
一人嘆いているのさ
はっとしている隙にきっと
僕らは入れ替わっている
あっという間にそう、
もう一人の自分とバトンタッチしている
タッチした感覚、クローン
タッチした感覚、スローモーション
タッチした感覚、クローン
クローン