たんぽぽの綿毛が風に乗って
5月の空に旅立つ
明日の朝僕もこの町去ってゆく
たんぽぽの風を背に受けて
いい人ばかりで 長居をしすぎた
さよなら僕の 愛すべきこの町よ
わずかの荷物を まとめたあとの
僕の部屋は 寂しい海のよう
別れにと町の仲間がくれた
デジタルの時計を 腕にはめ
わずかな時の流れを きけば
文字盤が 涙でよめない
いい人ばかりで 長居をしすぎた
さよなら僕の 愛すべき人たちよ
この町に こんど来るときは きっと
ほほえみを 手みやげに くるからね
いい人ばかりで 長居をしすぎた
さよなら僕の 愛すべき人たちよ
この町に こんど来るときは きっと
ほほえみを 手みやげに くるからね